エクストレイル・ディーゼル試乗エクストレイルのクリーンディーゼル、AT車を試乗してきた。

仮眠はできるか?

まず懸案だったリヤシートを倒して、かつ、座面を外した状態で寝られるか?・・だが、大丈夫。OKだった。身長180cmの私でも。もちろん座面がないから頭が宙に出てしまうので、逆に寝るか何かクッションで埋めるかする必要はあるのだけど、まず大前提が解決したことになる。ヴァリアントも後日トライ予定。

追記:(2013/4)

うちのエクストレイル 20GTはリヤシートにシートヒーターが付いていないのでダブルフォールディングの時に座面を取り外せます。でもいま販売されているエクストレイルにリヤシートヒーターが付いていたら座面の取り外しはできません。

もうひとつ、エクストレイルのフロントシートのヘッドレストはシートを倒して仮眠するときに非常に落ち着かない形状です。とにかく頭の位置が決まりませんので寢らられないんです。なにかクッションをかませる工夫が必要だと感じました。

走ると?

さてディーゼル試乗。イグニッションオンで当然カラカラというディーゼルサウンドが聞こえる。この音はストップ&ゴーのたびにする。そして振動もある。この音はエンジン回転が1800rpm前後まで続き、2000rpmを超えると気にならなくなる。しかし巡航時は2000rpm以下だが気にならない。振動は停車時のみ気になる。

パワー感は色々なブログや記事で書かれているとおり2000rpm以下では細い感じ。スタート時はググッというのではなく、ユルユルッという感じかな。カタログのトルクに期待すると裏切られる。それにプラスしてカラカラ音。

アクセルを深く踏んで加速させ、2500rpmを超えてくるとグッと力強く感じ出すのだが一般道ではすでに法定速度を超えてしまうのでその先はわからない。きつめの上りをゆっくりと上る状態だと1500~1800rpmくらいしか廻っていないが別にアクセルの踏み具合を増やす必要は感じない。下りは20XのCVTではダウンシフト制御を明確に感じるんだけど、ディーゼルの6ATではアップこそしないがダウンしなかったような? 制御が古いかな。CVTが利口すぎる? その点、ゴルフのDSGは優秀だね。ダウンシフト制御はもちろんシフト時の回転合わせまでするもんな。

時速55キロくらいでATをマニュアルモードにしてみたところ、ギヤは4速と表示された。この状態で5速にアップしようとしても拒否される。60キロオーバーで初めて5速に入る。6速にするには何キロぐらいだろうか。(後日談:80キロを超えると6速に入るようだ)このへんはAT制御が気にくわないところ。トルクがあるんだからもう少し低い速度でもシフトアップを許してもいいのではないかな。

操縦性と乗り心地は?

ステアリングは若干細めの印象。SUVであることを前提でのハンドリングは軽快と言っていい部類だろう。マイカーとしてテラノとエクスプローラーに乗っていたが(2車ともラダーフレームで2トンクラス)それと比較する範囲ではコーナーでも適度のロールとよく動く足を感じる。ディーゼルは18インチを履いているんだが、別に重さやバタつきは感じなかった。荒れた路面ではどうだろうと疑問も残る。しかしディーゼルエンジンの重さがもろに前輪にプラスされているはずだがフロントヘビーを感じる走りをしなかったせいもあってか、乗り心地は損なわれていない。逆に約1.7トンの車重がゆったりした乗り心地に貢献しているかな。まあそのせいでタイヤ交換時の値段で気が滅入るんだろうな。

またディーゼルではシートが普通のファブリックなので20Xよりソフトに感じる。なんか一昔前のセダンみたい。このところ、ここまでソフトなシートに長時間乗ったことがなかったので長距離で腰への感じ方はどうなんだろうと不安もある反面、シートを使って寝るときは快適かなとも思ったりして。

結論は?

というわけで30分程度の試乗終了。
発進時はカタログのトルクに期待しすぎてはいけないという印象と発進、停止時に必ず聞こえるディーゼルサウンドと付き合えるか、そしてそれを見込んだ上でガソリン車との70万円の差額を許せるかというのが現時点での結論である。(全体的なトルクが足りないわけではない)

ディーゼル搭載の意義は高速道路の長距離を坦々と走るシーンや上り下りが連続する山道、オフロードでの超低速走行だろう。(その割には1000rpm代のトルクが細いが)決してコーナリングを楽しむことはできない。

前のエントリーでも書いたが価格差を燃料代でカバーするほど走らないのだからディーゼルを選ぶ理由は走り味と加速感、トルク感のみ。果たしてそれがあったのかなぁ。

追記:

一晩寝て考えた。カラカラ音は「まあ慣れだろう」と。SUVのゆったりした感覚を思い出して「ありかも」って考えている自分もいる。